Intro「烟花三月、揚州に下る」気づけばもうすぐ三月。というわけで揚州に来てみた。宿のおかみさんいわく、やっぱり来るのが早すぎたみたいだ。新暦3月18日、桜🌸が咲き出した頃が、たぶん揚州がいちばん美しい時なんだそうだ。中国大運河博物館最初は中国大運河博物館。春節が明けたばかりの平日だったからか、人はあまり多くなかった。予約時間を間違えたのに、当日の予約がまだ取れたくらいだ。音声ガイドをレンタルした。20元で高くはないけど、体験はいいとは言えなかった。位置情報に連動して解説が自動で始まる機能がよく失敗するので、自分でコードを入力して聴くのがおすすめ。見学時間は1時間半しかなかったから、興味のないところは解説を飛ばして、閉館が近くなる頃には主要な展示館をひと通り回っていた。大運河は多くの都市や省を貫く川で、その博物館が揚州にある。揚州に来ることがあれば、見ておく価値はあると思う。中国大運河博物館 博物館に展示されていた木造の小舟 博物館に展示されていた玉の小舟 ポタラ宮の展示室皮市街 & 東関街何園の近くに泊まっていたんだけど、皮市街へ向かう道が工事中で、かなり遠回りしてようやく着いた。冷え込みと小雨のせいか、通りを歩く人はまばらだった。この2本の通りは距離も近くて、どちらも商店街。皮市街のほうが少し道幅が広くて、東関街は古い街らしい雰囲気が強い。近くには彩衣街みたいに下町の暮らしが感じられる通りもあって、ぶらぶら歩いたり、軽食を買って食べ歩きしたりするのにちょうどいい。揚州の人たちにしかない、のんびりとした時間を味わえる。皮市街の小店 東関街 東関街の小店 東関街の小さな雪だるま 東関街の小さな雪だるま何園翌朝、まず向かったのは何園。庭園というと、前に蘇州の獅子林へ行ったことがあるけど、あのときの体験はもう最悪としか言えなかった。人でごった返していて、景観もそれほど繊細には感じられなかった。だから今回の何園は少し不安だった。でも実際に行ってみたら、そんな心配は完全に消えた。人の量がちょうどよければ、庭園の見学はとてもいい体験になる。景観も繊細で、写真を撮るのにもぴったり。庭園はやっぱり閑散期に行くのがおすすめだ。ひとたび人で混み始めると、観光どころじゃなくなるから。何園 何園の入場券 何園の中のあずまや 何園の中のあずまや文昌閣 & 四望亭時間がなかったので、同じく庭園の個園は今回は見送って、先に文昌閣と四望亭を見に行くことにした。この2つは道端に立っているあずまや(亭)で、観光体験と呼べるようなものは特にない。。文昌閣 四望亭大明寺次はタクシーで大明寺へ。着いた途端に雨が降り出した。しかもかなりの本降りで、観光していても楽しくない。というわけで、もともと予定していた次の瘦西湖はやめてしまった。大明寺揚州搓背館揚州の垢すり(搓背)は無形文化遺産らしい、と聞いて、定評のある揚州搓背館へ行ってみた。美团アプリで70分・198元のコースを選んだ。揚州搓背館は一人ひとりに専用の湯船(一人一池)なので、衛生面はあまり心配しなくていい。最初から最後まで小さな個室で、一緒にいるのは2人だけ。垢すりの前にお風呂に浸かるんだけど、普段湯船に浸かることがないから、お風呂の熱さがかなりこたえた。しばらくもしないうちに体がしびれてきた。背中を叩く「拍背」は、リズムと音が新鮮で面白かった。慣れていなかったからか、期待しすぎていたからか、今回の体験は特に驚きはなかった。垢すり中、職人さんと話したんだけど、198元のコースでも職人さんの手取りは50〜60元くらいなんだそうだ。揚州搓背館みたいな超有名店でも、198元のコースの担当は達人級ではないらしい(お金を足せば別かも)。驚いたのは、2時間の垢すりの間に、入店前は小雨がぱらつく程度だったのに、出てきたら大雪が舞っていて、地面には雪が厚く積もっていたこと。揚州搓背館 雪の中の個園食べたり飲んだり揚州獅子楼本来は7吃8吧阳光餐厅で本場の揚州料理と揚州チャーハンを食べるつもりだった。でもホテルのすぐ近くに揚州獅子楼があるのを見つけたので、まずはこっちを試してみた。揚州料理はあっさりしていて、唐辛子の風味は一切なかったし、塩気も強くなかった。98元の名物・獅子頭(大きな肉団子)は、他の場所で食べたものと比べると、まず味がよりあっさり、次に食感がよりふわふわ、そして中に卵黄が丸ごと1個入っていた。個人的には98元はちょっと高いかな。文思豆腐羹(豆腐の極細切りスープ)は、見た目と話題性に価値がある料理で、舌で味わっても、これといったプラスは感じなかった。揚州チャーハンはさすが名に恥じなかった。全体的な味は他の場所で食べるのと大差ないんだけど、それでもちゃんと香ばしくて、具も十分にぜいたく(値段が値段だからね)。爆炒腰花(豚の腎臓の強火炒め)は、江浙滬(江蘇・浙江・上海)らしい醤油味。腎臓は大きめに切ってあって、量も見た目も値段の割にはしっかりしている。ただ、四川・重慶の腰花に慣れている身としては、腎臓特有の風味がちょっと強いかなと感じた。大煮干丝(干し豆腐の細切り煮込み)も前から名前だけは知っていた。中に入っている豆製品が想像とちょっと違ったけど、味はあっさりしていた。一人あたり140元前後。量はかなり多くて、上海に比べるとずっとお得感がある。まだ食べたことがない人には一度試す価値あり。食べたことがある人には、わざわざ行かなくてもいいかな。揚州獅子楼 名物の獅子頭(肉団子)- 98元 文思豆腐羹(豆腐の極細切りスープ)- 38元 揚州チャーハン - 58元 爆炒腰花(豚の腎臓の強火炒め)- 78元 大煮干丝(干し豆腐の細切り煮込み)- 48元銅鍋鶏揚州料理を食べたあとは、また食べたいとは思わなかったので、道を歩いていて目についたお店にふらっと入った。銅鍋鶏は値段も高くなくて、88元の2人前セットで、お腹いっぱいになるには十分すぎるほどだった。銅鍋鶏 - 88元の2人前セット粗茶淡飯粗茶淡飯も、みんなが行けと勧めるお店。行ったのは東関街の店舗。店は大きくないけど、確かにコスパが高い。東関街を観光する人はぜひ食べてみてほしい。粗茶淡飯 桂花の蓮根粉団子 - 6元 獅子頭(肉団子)の醤油煮込み - 12元 もち米入り蓮根の桂花煮 - 7元 陽春麺(あっさりした醤油麺)- 12元軽食このほかにも、揚大ヨーグルト(揚州大学のヨーグルト)や、東関街の臭豆腐、梅花糕も食べてみた。揚大ヨーグルトは普通のヨーグルトで、特に変わったところはなかった。その中でも特徴的だったのは、やっぱり東関街の臭豆腐。どこにでもある長沙の臭豆腐とはかなり違う。しかも黒い臭豆腐と白い臭豆腐で値段も違う。梅花糕(梅の花の形をした蒸し菓子)は蘇州で食べたことがあるけど、味もだいたい同じだった。揚大ヨーグルト - 3.5元 東関街の臭豆腐 東関街の梅花糕 東関街の糖葫芦(飴かけサンザシ)- 20元Outro揚州は旅行コストがそんなにかからなくて、遊べる場所も多い。天気がよければ、皮市街でどこか適当な場所を見つけて座ってのんびりするだけでも気持ちいい。機会があれば、本当の三月になってから、また揚州に来たい。雪の中の東関街
揚州
Intro
「烟花三月、揚州に下る」
気づけばもうすぐ三月。というわけで揚州に来てみた。宿のおかみさんいわく、やっぱり来るのが早すぎたみたいだ。新暦3月18日、桜🌸が咲き出した頃が、たぶん揚州がいちばん美しい時なんだそうだ。
中国大運河博物館
最初は中国大運河博物館。
春節が明けたばかりの平日だったからか、人はあまり多くなかった。予約時間を間違えたのに、当日の予約がまだ取れたくらいだ。
音声ガイドをレンタルした。20元で高くはないけど、体験はいいとは言えなかった。位置情報に連動して解説が自動で始まる機能がよく失敗するので、自分でコードを入力して聴くのがおすすめ。
見学時間は1時間半しかなかったから、興味のないところは解説を飛ばして、閉館が近くなる頃には主要な展示館をひと通り回っていた。
大運河は多くの都市や省を貫く川で、その博物館が揚州にある。揚州に来ることがあれば、見ておく価値はあると思う。
中国大運河博物館
博物館に展示されていた木造の小舟
博物館に展示されていた玉の小舟
ポタラ宮の展示室
皮市街 & 東関街
何園の近くに泊まっていたんだけど、皮市街へ向かう道が工事中で、かなり遠回りしてようやく着いた。
冷え込みと小雨のせいか、通りを歩く人はまばらだった。この2本の通りは距離も近くて、どちらも商店街。皮市街のほうが少し道幅が広くて、東関街は古い街らしい雰囲気が強い。
近くには彩衣街みたいに下町の暮らしが感じられる通りもあって、ぶらぶら歩いたり、軽食を買って食べ歩きしたりするのにちょうどいい。揚州の人たちにしかない、のんびりとした時間を味わえる。
皮市街の小店
東関街
東関街の小店
東関街の小さな雪だるま
東関街の小さな雪だるま
何園
翌朝、まず向かったのは何園。
庭園というと、前に蘇州の獅子林へ行ったことがあるけど、あのときの体験はもう最悪としか言えなかった。人でごった返していて、景観もそれほど繊細には感じられなかった。だから今回の何園は少し不安だった。
でも実際に行ってみたら、そんな心配は完全に消えた。人の量がちょうどよければ、庭園の見学はとてもいい体験になる。景観も繊細で、写真を撮るのにもぴったり。庭園はやっぱり閑散期に行くのがおすすめだ。ひとたび人で混み始めると、観光どころじゃなくなるから。
何園
何園の入場券
何園の中のあずまや
何園の中のあずまや
文昌閣 & 四望亭
時間がなかったので、同じく庭園の個園は今回は見送って、先に文昌閣と四望亭を見に行くことにした。
この2つは道端に立っているあずまや(亭)で、観光体験と呼べるようなものは特にない。。
文昌閣
四望亭
大明寺
次はタクシーで大明寺へ。着いた途端に雨が降り出した。しかもかなりの本降りで、観光していても楽しくない。というわけで、もともと予定していた次の瘦西湖はやめてしまった。
大明寺
揚州搓背館
揚州の垢すり(搓背)は無形文化遺産らしい、と聞いて、定評のある揚州搓背館へ行ってみた。美团アプリで70分・198元のコースを選んだ。
揚州搓背館は一人ひとりに専用の湯船(一人一池)なので、衛生面はあまり心配しなくていい。最初から最後まで小さな個室で、一緒にいるのは2人だけ。垢すりの前にお風呂に浸かるんだけど、普段湯船に浸かることがないから、お風呂の熱さがかなりこたえた。しばらくもしないうちに体がしびれてきた。背中を叩く「拍背」は、リズムと音が新鮮で面白かった。慣れていなかったからか、期待しすぎていたからか、今回の体験は特に驚きはなかった。
垢すり中、職人さんと話したんだけど、198元のコースでも職人さんの手取りは50〜60元くらいなんだそうだ。揚州搓背館みたいな超有名店でも、198元のコースの担当は達人級ではないらしい(お金を足せば別かも)。
驚いたのは、2時間の垢すりの間に、入店前は小雨がぱらつく程度だったのに、出てきたら大雪が舞っていて、地面には雪が厚く積もっていたこと。
揚州搓背館
雪の中の個園
食べたり飲んだり
揚州獅子楼
本来は7吃8吧阳光餐厅で本場の揚州料理と揚州チャーハンを食べるつもりだった。でもホテルのすぐ近くに揚州獅子楼があるのを見つけたので、まずはこっちを試してみた。
揚州料理はあっさりしていて、唐辛子の風味は一切なかったし、塩気も強くなかった。
98元の名物・獅子頭(大きな肉団子)は、他の場所で食べたものと比べると、まず味がよりあっさり、次に食感がよりふわふわ、そして中に卵黄が丸ごと1個入っていた。個人的には98元はちょっと高いかな。
文思豆腐羹(豆腐の極細切りスープ)は、見た目と話題性に価値がある料理で、舌で味わっても、これといったプラスは感じなかった。
揚州チャーハンはさすが名に恥じなかった。全体的な味は他の場所で食べるのと大差ないんだけど、それでもちゃんと香ばしくて、具も十分にぜいたく(値段が値段だからね)。
爆炒腰花(豚の腎臓の強火炒め)は、江浙滬(江蘇・浙江・上海)らしい醤油味。腎臓は大きめに切ってあって、量も見た目も値段の割にはしっかりしている。ただ、四川・重慶の腰花に慣れている身としては、腎臓特有の風味がちょっと強いかなと感じた。
大煮干丝(干し豆腐の細切り煮込み)も前から名前だけは知っていた。中に入っている豆製品が想像とちょっと違ったけど、味はあっさりしていた。
一人あたり140元前後。量はかなり多くて、上海に比べるとずっとお得感がある。まだ食べたことがない人には一度試す価値あり。食べたことがある人には、わざわざ行かなくてもいいかな。
揚州獅子楼
名物の獅子頭(肉団子)- 98元
文思豆腐羹(豆腐の極細切りスープ)- 38元
揚州チャーハン - 58元
爆炒腰花(豚の腎臓の強火炒め)- 78元
大煮干丝(干し豆腐の細切り煮込み)- 48元
銅鍋鶏
揚州料理を食べたあとは、また食べたいとは思わなかったので、道を歩いていて目についたお店にふらっと入った。銅鍋鶏は値段も高くなくて、88元の2人前セットで、お腹いっぱいになるには十分すぎるほどだった。
銅鍋鶏 - 88元の2人前セット
粗茶淡飯
粗茶淡飯も、みんなが行けと勧めるお店。行ったのは東関街の店舗。店は大きくないけど、確かにコスパが高い。東関街を観光する人はぜひ食べてみてほしい。
粗茶淡飯
桂花の蓮根粉団子 - 6元
獅子頭(肉団子)の醤油煮込み - 12元
もち米入り蓮根の桂花煮 - 7元
陽春麺(あっさりした醤油麺)- 12元
軽食
このほかにも、揚大ヨーグルト(揚州大学のヨーグルト)や、東関街の臭豆腐、梅花糕も食べてみた。
揚大ヨーグルトは普通のヨーグルトで、特に変わったところはなかった。
その中でも特徴的だったのは、やっぱり東関街の臭豆腐。どこにでもある長沙の臭豆腐とはかなり違う。しかも黒い臭豆腐と白い臭豆腐で値段も違う。
梅花糕(梅の花の形をした蒸し菓子)は蘇州で食べたことがあるけど、味もだいたい同じだった。
揚大ヨーグルト - 3.5元
東関街の臭豆腐
東関街の梅花糕
東関街の糖葫芦(飴かけサンザシ)- 20元
Outro
揚州は旅行コストがそんなにかからなくて、遊べる場所も多い。天気がよければ、皮市街でどこか適当な場所を見つけて座ってのんびりするだけでも気持ちいい。
機会があれば、本当の三月になってから、また揚州に来たい。
雪の中の東関街